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1日2渓

2018年7月22日

7月15日に続き、左岸側の渓を攻める。合流点から6本目で、最後の支流。ミンミンゼミの声を聞きながら、暑い暑い林道歩きが始まる。日陰でイラクサの花を見る。チドリノキの実が大きくなってきた。50分ほどで本流と支流の出合いに着く。最初は様子を見ながら歩くが、ほどなくして魚影が走る。すぐに竿を出す。水温は16度。1時間弱で3尾。地つきのイワナのような色をしていた。ここのイワナは渓相から考えて、出水時に避難できる場所にのみついているようだ。こんな細流の小さなポイントを点で突いて釣り上がるのが好きなんだと改めて感じた。大川の面を釣るのとは違った楽しさがある。

日没までには時間があったので、前に通り過ぎた渓に入る。キハギの花が咲いていた。この流域は斜面がとても脆いので、渓沿いを上がったほうが安全。250mほど遡行するが、2段の小さな滝まで行って引き返す。あたりも魚影もない。

帰路、山中の斜面にあった石組みに気づいた。古道として使われていた場所なのだろう。思い通りの釣果が出ると、周辺を見渡す余裕が出てくる。葉巻に火をつける時間もあった。次回の下見もできたので、いよいよつぎからは核心部に入る。