2018年7月23日
昨年の夏、八ヶ岳の麦草峠で三拍子のリズムでさえずるメボソムシクイを確認した。富士山や乗鞍岳などで聞く本種のさえずりとは少し異なる。その後、麦草峠から南西に23kmほどの入笠山麓でも同様のさえずりを聞いた。南アルプスの黒檜山の西側でも三拍子だった。それでは、北側はどこまで広がっているのだろうか。
八ヶ岳よりも北でメボソムシクイの生息環境を有するのは、浅間山の西側にある池の平周辺だろう。麦草峠からの直線距離は約40km。ここのメボソムシクイのさえずりは、三拍子ではなかった。そしてきょう、蓼科山の南麓の標高1660mの地点で、三拍子のさえずりを聞いた。北側は、蓼科山ということになる。残りの東側、南側、西側についても機会があれば調べてみたいと思う。