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足あとを重ねる

2018年8月1日

早朝から蒸し暑い。阿武隈高地の中南部。馴染みの場所を離れ、初めての山を歩く。ガビチョウのさえずりが聞こえる。見慣れない木の実や花、小哺乳類や虫に出会えたらいいのに。

標高500m前後の低山。クサアジサイの花は久しぶり。エゾゼミの声。ニホンリスがモミの種子を食べた痕があった。どこに行っても、生き物と関わるスタンスはあまり変わらない。今回は鳥との触れ合いはなかった。水田でオモダカの花が咲いている。夜、ハヤシノウマオイが鳴きだした。

自分の足あとを踏んで歩く道。後付けの今日。夏の出口が見えてきた。