2018年8月5日
右岸側の支流。林道からは、堰堤を流れ落ちる水は見えるものの、両岸は樹木が繁茂し、暗く陰鬱としている。なるべくなら入りたくない場所。そんなところに吸い込まれる。イワナがいてもいなくても良い、というか行ってみないとわからないし、何より自分で見ないと納得できない。
流れを辿り堰堤を2つ越えると、徐々に水が細くなる。水温は15度。小さなポイントを叩き上がるが、反応はない。3つ目の堰堤の上は伏流水になっていた。水の涸れた渓をニホンジカが走って行く。空は掘れない。
18時44分、今夕も上流へ飛翔するイワツバメを見送り、葉をくゆらす。次回は、源流部の右岸側最後の支流に入渓する予定。