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そのち

2018年9月10日

夏にぶら下がる9月がしっとりと過ぎてゆく。視界を横切るツバメの小群は、渡りだろうか。ヒヨドリの声が絶えない樹冠部。垂れ込めた雲、山梨県北西部はくもりのち雨。

コガモが来ていないかと川を覗くがいなかった。鳴く虫の声も終わりを迎えつつある。ヨウシュヤマゴボウの実を食べに来る鳥を待ち、ノブドウの実の色に見入る。ふとした一言に本質を突かれ、点在する事象の繋がりが見えてくる。思い出を重ねていきなさい。