2018年10月10日
富山県のM川を見に行った。この川幅と水量なら、いわゆる「本流テンカラ」で戦えるとすぐに思った。こんな本流だからできる釣りがあり、作れる毛鉤のかたちがある。簡単には対岸に渡渉できない流れ。長いラインを駆使しての攻め。いつもの源流での釣りとは大きく違うけれど、これも楽しめるだろう。
道路沿いにカラムシが多く、アオマツムシが鳴いている。先週の静岡市のような感じ。メグスリノキとミツデカエデの実を採集する。初めて見る、今月2種目のトネリコ属はヤマトアオダモだった。オオバボダイジュを確認した。
この先もこのような選択をしていくのだろうな、という予感と覚悟を手にする。旅先での発見と収穫。それが日々の視野に大きく影響することはとてもまれ。なおかつ、維持できることはさらに少ない。そこで過ごした時間の意味はもっと後に、意識の外からやって来るのだろう。