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去来し

2019年5月6日

八ヶ岳の南麓に行く。標高1380mから1780m地点まで、チョウセンゴヨウを探しながら歩いた。ルリビタキ、アカハラ、3拍子のメボソムシクイがさえずる。ウソとコガラの声がずっと聞こえていて嬉しい。ウグイスが低木の茂みのなかを移動しているが、ヤマウグイスカグラには止まってくれなかった。ルリビタキがジイジイ鳴く。営巣に関係する行動だろうか。1630m付近のカラマツは芽吹き始め。

コメツガの上部に何かの古巣を見つける。アレかもと思い登って確認するが違った。ニホンリスの食事場になっているようで、マツ科の球果の食べ跡が大量にあった。クロベの群落を抜けて、谷に下りる。

帰路、エナガが巣材(羽)を運んでいた。こういうときのエナガの移動速度はとても速く、簡単に振り切られる。見失った場所で待ち伏せ、つぎに巣に向かう個体をまた追跡する。最初に見た場所から140m離れたアカマツの枝先に巣があった。いろんな角度から巣が見える場所を探すものの、良いところは1箇所しかない。それも、落葉広葉樹の葉が展開するまでのあいだだけ。

ネズの点在する混交林でアオジとビンズイがさえずる。今回はホシガラスの声も聞けたので良かった。この大きな球果に、どうやって手をつけていこうか。