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樹皮を流れる雨水

2019年7月22日

初めての愛鷹山へ。東側の登山道から登ることに。最初の林道歩きで息が上がる。蒸し暑い。標高530mほどのところにイヌブナがあった。アカメガシワの花が咲いている。ヒグラシが地面から飛び上がる植林地を抜ける。ニホンジカの痕跡が多い。ソウシチョウのさえずりを聞く。

昼前に雨が降り出した。ブナが出現し、コアジサイとアセビが目立つようになると林床の植物も増えて楽しくなる。バイカツツジとツルアリドオシの花が咲いていた。尾根筋のスギやヒノキの大木。ナツツバキの花が落ちている。例によってトリカブト類、フタリシズカ、ミツマタだけが残っている場所があった。ヤマグルマを見る。

霧で視界のない登山道を進む。懐かしいマメザクラ。位牌岳のピークを見て引き返す。下山するころになってアシタカツツジがあることを知るものの、花期はずいぶんと前に終わっている。あのカンアオイ類はスズカンアオイだろうか。ブナの樹幹流の早いこと。活動時間のほとんどを雨に降られたので、今度は晴れているときに登りたい。