2019年8月4日
夕立は昨日までに何日かあったものの、まとまった降雨はない。今回は大丈夫だろう。今年のMは、きょうで最後にしよう。駐車場が近づくにつれ、川の濁りは強くなっていく。おかしい。濁りよりも、先行者の車の台数に驚いた。長い流域とはいえ、さすがに諦めるしかない数だ。別の支流へ向かう。
木曽山脈側は昨年初めて、1回入っただけ。Nの源流はもう禁漁期になっているので、北東の渓へ。林道を終点まで歩く。ウバユリ、タマアジサイ、ツリフネソウ、ハエドクソウの花が咲いている。地形図を見ると左俣のほうが良さそうだ。最後の堰堤を越え、水辺まではロープを使って急斜面を降りた。標高1130m。水温は17度もある。サワラが生えていて、チドリノキが多い。アズマヒキガエルが岩の上にいる。水面にかかる木が多く、釣り上がりにくい。それに、魚のつかなさそう渓相だ。先日教えてもらった「塩水」を飲みながら遡行する。500mほど進むと釣れ始めた。が、思っていた色のイワナではなかった。早々に引き返す。スミナガシが飛んでいた。クマイチゴの実がおいしい。ニホンジカの痕跡は少ない。
午後は1.8km北側の支流へ移動。先ほどよりも良い渓相で期待できる。最後の堰堤を過ぎたところから入渓。さっそく魚影が見える。しかし、かなりスレている感じだ。こちらも倒木が多く、なかなか進めない。16時を回ったので撤収。帰路、林道を歩いていると、対岸のウワミズザクラの樹上で実を食べているツキノワグマがいた。距離は120mほど。枝を折る音が聞こえる。クマ棚を作るところが見られた。次回は、さらに北にある渓に行ってみよう。