2019年8月7日
山梨県北西部。山地帯ではウド、フシグロセンノウ、ボタンヅルの花が咲き始めた。夏の終わりを予感させるものたち。標高1160mのところでクマゼミの声を聞く。ノジコがまださえずっていた。草地ではワレモコウとノハラアザミも咲いている。種名を調べようと思って何年も放置しているあの紫色の花。
夕方、長野県茅野市の標高1420m地点でイワツバメの群れを見た。針葉樹の上部に15羽ほどが止まっている。イワツバメが人工物以外のものに止まる姿を見ることは少ない。ただし、山奥の人工物に営巣する集団は針葉樹に止まることも多い。問題は、群れを見た時間が18時だったこと。このままここで就塒するのか、日没前にどこかに飛び去るのか。あと1時間、観察していたら結論は出ただろう。日本のイワツバメでは、巣以外の場所をねぐらにしている例を僕は知らないので見届けたいところ。しかし、きょうは日没まではいられない。それなら夜中か夜明け前に見に行って確認すれば良い。