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あいまいな気候に

2019年8月21日

富士見町内のイワツバメのコロニーをいくつか回るが、巣内にヒナは確認できなかった。7月中旬に抱卵中と思われた巣は使っている気配がない。それでも、コロニー周辺では飛翔している個体がいるので、渡去はしていないようだ。ウワミズザクラの実が熟し始めている。8月10日ごろからコオロギ類の声も聞こえるようになった。

昨年の9月、ハイイロチョッキリが産卵をしたコナラのドングリ約100個を拾い、ケースに入れてベランダに置いている。そのケースから、7月14日に成虫が出現し、8月15日まで断続的に出現が続いた。いまのところ、21頭の成虫を確認した。ものの本によると、2年かけて成虫になる個体もいるようなので、もう1年継続観察をしないといけない。今年もそろそろだと思い、昨年ドングリを拾った場所に行くと、ハイイロチョッキリが切り落とした枝が2個落ちていた。人家からスズメの巣内ビナの声がする。

夕方、アマツバメが飛んでいたので追い掛ける。車を止めて撮影。背後の林からエゾゼミとアブラゼミの声が聞こえた。サンショウクイとイカルの群れが飛ぶ。アマツバメの群れのなかに、ハリオアマツバメを見つけた。風切羽と尾羽を換羽中だ。

夏の終わり。ゴミを買う。ヒメジョオンの茎を揉んだときの匂いが好きだ。焦りと雨と、山釣りの計画。終わらない校正。