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水面を

2019年10月31日

草に覆われた池が見える。水音から察するに、水量はけっこうありそうだ。ひっつき虫に注意しながらヤブを払う。ガビチョウのさえずりが聞こえる。実のなったウメモドキに止まるジョウビタキ。家の梁にはハクビシンのものと思われる古いフン、倉庫にはアカネズミがオニグルミの実を食べた跡。庭の板をめくると、アズマモグラのトンネルがあった。敷地の毎木調査はすぐに終わりそうだ。

小一時間ほどの作業で、池の全容が見えるようになった。池には何がいるのか、何もいないのか。水生生物調査をしないといけない。それよりも、この池に注ぐ水がどこから来て、どこに流れて行くのかを週末には突き止めたい。

庭木として植えたい樹種は、ずいぶん前から決めている。野外では見逃しがちな現象も、身近に引き寄せれば「その瞬間」を確認できるだろう。庇の下に巣箱を置く粋な仕掛け。しかもその巣箱を利用した形跡がある。ガビチョウの侵入は止められないので、せめてジョウビタキが繁殖してくれると嬉しいのだけど。もちろん、ツバメも。