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庭木について考えていること_01

2019年11月21日

庭木として植える樹種は、何が良いか。秋、ここでどんな色を見たいか。カエデ類でも黄色や赤色、濃い色から薄い色までさまざまである。カラマツやシデ類、コナラやミズナラの紅葉は借景で十分だ。

山の木々が色づくころ、“紅葉がきれい”では解像度が低すぎる。どんな樹種が、どのような色になるかを確かめないといけない。景観の色彩を形作る要素を明らかにする。その風景を紐解くために。

樹種は何年も前から考えていたので、選定はそれほど難しくはない。できれば実生から育てたい。それと、分布域を人為的に操作しないために、この近くに生育しているもの、風か鳥散布で移動できる範囲内にあるものに限ったほうが良いだろう。さし当たり、陽樹でいくことになるか。

橋梁にチョウゲンボウがまた止まっていた。夕刻、ねぐらに向かうと思われるツグミの群れが飛ぶ。モグラの観察装置に変化はない。