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風できしむ音 .

2020年3月21日

起床してコンビニに寄り、登山道の入り口までの時間は55分。そこから亜高山帯の調査地に向かう。50分で標高1750m地点に着いた。積雪はない。風と空気が懐かしく、帰ってきたなと思える。ここから東へ900m進む。このトラバースに45分もかかった。岩陰にヤマドリのフンがある。針葉樹林帯の林床には雪が残っているものの、長靴で十分だった。ヒガラとキクイタダキがさえずっている。

昨夏に来たとき、良い雰囲気だった林を歩く。“手がかり”はないので、とにかく怪しい場所を見て回るしかない。ギリギリのところで、小さな拾いものをする。ギャップの林縁で、ダケカンバのあるところ、胸高直径と樹高。やりかたは合っていそう。あとは、時期の問題だ。ホシガラスは確認できなかったが、予想は結果に繋がり、一歩近づけた気がした。調査地の雪の上にKMのものと思われる足跡があったのだけど、いまは出会いたくない。久しぶりに、これはイタチだろうというフンを見た。