2023年3月11日
中信のSへ。林道の先に気になるトンネルが3つある。ゲートの手前に車を止めて歩き始めた。流れを見ながら進む。テングチョウとスジボソヤマキチョウ、クジャクチョウが飛ぶ。ヤナギ類の花も咲いておらず、風景はまだ冬。歩き始めて1時間ちょっとのところで魚影が見えた。数尾のイワナが川底に定位している。
トンネルはすべて空振り。残念。サルのフンが多い。ミソサザイとヒガラがよくさえずっている。道の終点から川に向かう。少しの登攀とイヤなトラバース、そしてロープを使う急斜面の下降。河床まで30分もかかった。水量は多い。ここから少し釣り上がるが、まったくだめ。水温は4度。夏に来たい渓相。ヤマグルマが生えていた。
行きに見た、たまりにいるイワナを時間をかけて誘い出した。8寸ほどの良い型だったけど、こういう釣りは好きではない。ここの水温は8度だった。岩場では隙間を確認する。隙間でカメムシの仲間やナミテントウが越冬していた。オオルリとミソサザイの古巣がいくつも見つかる。イワヒバとイワタケがあった。帰路、マヒワのぐぜりを聞く。ゲートが近くなって気を抜いているとYMSMが飛んだ。往復14km、渓谷の空気を吸って帰る。