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雪にけぶる

2012年12月24日

小雪が舞っていたからか、雪国の夜明けは暗かった。新潟県上越市のA池に亜種オオヒシクイを見に出掛ける。午前7時、池には数十羽のオオヒシクイがいて、少しずつ南東に飛び立つ。今月もマガモが多く、1ヶ月前にはいなかった数羽のコハクチョウが浮いていた。

水田地帯に移動。スズメの群れが水田に降りて採食をしている。そこに、ノスリが低空を滑翔して突っ込んだ。狩りは成功したようで、押さえつけて食べている。オオヒシクイとマガンがまとまって採食している場所を見つけたので車内から観察。ハクガンはいない。用水路にミソサザイ。

午後は海岸へ。海が少し荒れているから、河口に何か入って来ていないかと波間に目を凝らす。が、何も見つからなかった。風が強く、双眼鏡を覗く目から涙が出る。それに、双眼鏡を持つ手が揺れる。でも、どんよりとした冬の荒れた海は嫌いではない。イソシギが静かに飛ぶ。サーファーが1人いた。

 

水田の亜種オオヒシクイとマガン