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十三崖

2013年1月25日

長野県中野市にある「十三崖のチョウゲンボウ繁殖地」を見に行く。この場所は、10年前に読んだ中西悟堂の『定本 野鳥記 4』(春秋社)に出ていて、口絵写真の隠居の姿が強く印象に残っている。口絵写真は、いまから約60年前に撮影されたものだ。近年はチョウゲンボウの繁殖数が減っていることは人に聞いたことがあり、もういないと思っていた。ところが、インターネットの情報によると、2012年もチョウゲンボウは少し繁殖したらしい。

短時間だったけれど、現地を見られてよかった。当然ながら写真とは違うインパクトがあり、その奥行きを感じられる。チョウゲンボウの行動がイメージできる。でもいまは鳥より、地質やその崖ができたことに関心がいく。今度は、繁殖しているときに観察に来たいな。