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それとわかることの意味

2013年6月19日

東京都F市で鳥類調査。くもり。ナンテンの花が咲いている。ヒイラギナンテンとヒメコウゾの実が熟していた。ある公園ではオナガの巣を発見。親鳥と思われる個体が巣内のヒナに食物を運んでいた。オナガの巣をたくさん見たわけではないけれど、巣を作る位置、環境の構造がカケスと似ている部分があると思った。ムクドリとスズメがニワトコの実を食べる。

多摩川沿いでケンポナシの花を見つける。昨年、実がなっていた場所だったのですぐにそれとわかった。初めて見たものを、それとわかることは嬉しい。直感的に“それ”に結びつく瞬間。花を見られてよかった。樹木を知っていくとき、期間の短い花や実をきちんと押さえておくことは重要だ。過去に見たものが、この先どこかで繋がるときがやってくるかもしれないから。

 

ケンポナシの花