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地を蹴る強い音

2013年7月15日

山梨県へ向かう。都留市でイワツバメを観察。初列風切の換羽が3枚目まで進んでいる個体がいた。夜明け後にコロニーに飛来する集団は、幼鳥がけっこう入っている。

カモ類を見てから、大月市へ。オオムラサキが飛んでいるが、近くに止まってくれるが翅の表はあまり見せない。標高約400mなのにソウシチョウが鳴いている。ぼーっとしていたら、目の前(コンクリートの道)をノウサギの子どもが駆けて行った。まるで、普通の出来事のように。呆気にとられて、一瞬思考が止まる。でも、心地良いあの足音は忘れない。こんな場面が日常生活にあるから、動物の行動に由来するいろんな言葉が生まれるんだろうな。

ヤマユリの花が見頃。少し山のほうに出掛けたら、ノリウツギとリョウブの花が咲いていた。シデシャジンの花とヒメコウゾの実を確認。比較的カラッとした、初秋のような風が吹く。鳥のさえずりもかなり減った。先月より夜明けの時間も遅い。まだまだ暑い日はあるのだろうけど、季節はもう折り返し。

 

ノウサギの後ろ姿