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照葉樹林の要素

2013年8月30日

大杉谷のM峠、晴れ。チッチゼミ、ツクツクボウシ、ミンミンゼミ、アブラゼミの声。ノリウツギとヌルデの花が咲いている。リョウブは終わりかけ。カラスザンショウとアカメガシワ、クマノミズキの実はこれから熟すようだ。標高は600mもないのに、ブナやミズナラが生えている。オオセンチコガネがシカのフンを運んでいた。

繁殖期に標高300mほどのところにヒガラやコガラが分布している。大杉谷の特徴のひとつだと思うのだけど、おそらく森林の連なりと急な標高差によるものではないだろうか。もっとデータを集めたいところ。イソヒヨドリの進出も気になるし。

少しだけ、半自然草原になっている場所がある。アレが飛んでもよさそうなのに出ない。アオゲラがよく鳴いていた。秋だからかな。宮川の源流部も雨不足で水が少ない。自然の植生が残っているから、今一度、大杉谷の総合学術調査をやればいいのに。やりたいのに。

夜、ハラオカメコオロギ、ツヅレサセコオロギ、カネタタキが鳴いていた。そしてここでもアオマツムシが(まだ少ないけど)。あと、ハヤシノウマオイと思われる声を聞いた。

 

オオセンチコガネ