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人里に近い山

2014年10月19日

長野県小布施町の雁田山へ。快晴。里山歩きだけど、いきなりの急登。ツメレンゲの花とシナノナデシコのロゼット、アキノギンリョウソウを教わった。痩せ尾根にカシワが生えている。あと、ネズも。富士山麓以外で野生のカシワを見るのは初めてだ。風が心地良い。どんどん高度をかせぎ、視界の開けたところで街を見下ろす。ツグミとマヒワの声が聞こえた。

針葉樹が多くなると、ヒガラがさえずり始めた。ダンコウバイとヤマボウシの紅葉が見事だ。道沿いでアズキナシをよく目にする。ヤマドリの羽を拾う。尾根は次第にアカマツの林になり、そしてコナラも混じるようになり、わずかにシラカシがあった。

山頂付近はミズナラが多い。結局、ヤマモミジは見つけられなかったけれど、アクシバとオオバクロモジは観察できた。北アルプスが眺望でき、手前の信州五岳も見渡せる。チッチゼミがまだ鳴いていた。

 

コハウチワカエデ