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赤と黄色と青と緑

2014年10月24日

富士山北麓。快晴、気温2度。針葉樹の枝葉についた水滴や土壌が凍っている。ついにこの季節が来た。カラマツの紅葉がちょうど見頃。山頂付近の雪も溶けなくなった。いま、亜高山帯上部は秋と冬が混在している。

ツグミの声が聞こえる。ここでは珍しいシジュウカラがいた。ビンズイやカヤクグリはまだ山を降りていない。メジロも渡っている。

多くのナナカマドが朱色に色づき、調査地は4色の世界になった。そのうち、3色になるけど。斜面の上でしゃがんで針葉樹林を見下ろす。50羽ほどのアトリの群れが上空を飛ぶと、羽音が降ってきた。彼らもいずれ、移動してしまうだろう。