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荒涼な空気

2015年10月20日

富士山の亜高山帯へ紅葉狩りに行った。晴れ、気温3度。終日、ほぼ無風。カラマツの紅葉が見頃だ。アトリの群れが飛ぶ。きょうは遠方の山々がよく見える。ホシガラスはけっこう飛んでくれた。それを眺めながらデータについてあれこれ考える。

学問的な価値があっても、それが重要だとわかっていても、自分が知りたいと思えなかったらやりたくない。研究は仕事ではないから。自分を変えてまで、意思を曲げてまですることはない。自身の興味・関心を突き詰め、深めることを生涯のテーマにしているから、その軸からぶれないように。根本を変えることは許されない。だから、片手間では届かない。多くの保証や時間をなげうって、やっとそこに立てる。わずかなもので満たされる心。身軽に、気軽に。不安はいつまでもなくならないから。