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始まりのほう

2012年7月22日

NPOのイベントで多摩川の源流(山梨県小菅村)に行った。くもり、気温は20度前後くらいで肌寒い。じつは、奥多摩湖を見るのは初めて。

東京都福生市からどんどん山に向かうと、人家は減り、多摩川は清流になり、山地性の落葉広葉樹が目立つようになる。ネムノキの花が見頃で、タマアジサイも咲き始めた。山の斜面が急。夏鳥が多そうなロケーション。

水温15度の川に入って、往復2時間ほどジャブジャブと歩く。とても冷たい。そのまま飲める水というのは、泳ぎたい、そこの魚を食べても良いと思える基準でもある。オオルリのさえずりを聞き、ミソサザイの巣を見た。

ミズメ(ヨグソミネバリ)でサロメチールの香りを確認。コクサギの葉をちぎる。まだ青いサンショウの実をかじると、ピリピリが舌にずっと残る。香りや味は自然観察会の重要な、でも単純なツールだ。記憶と結びつく風景。

晴天で気温が高い日にこんな水遊びをするのは気持ちが良いだろう。きょうはちょっと、涼しすぎました。