2012年7月24日
富士山北麓で鳥類の調査。晴れ、気温17度。コルリ、キビタキ、ヒガラのさえずりがほとんど聞かれない。センダイムシクイも鳴かなくなった。コガラとメジロが意外と多いな。シカシラミバエ(と思われる)が手に飛んで来る。
時間を気にせずに歩けるのはいつ以来だろう。そこで過ごす時間の長さに変わりはなくても、後ろがない状況だと精神的に楽。帰り道、エゾムシクイを見てしまった。渡りには少し早くないかい? 山地帯から亜高山帯下部(下縁)に差し掛かるとメボソムシクイとルリビタキのさえずりが聞こえ始める。標高1600mあたりだ。ブナ林ではエゾハルゼミの声が激減した。あの蝉時雨はもうたくさん。
林道を移動。エゾゼミかコエゾゼミの声。イケマの花が咲いている。ベニバナイチヤクソウも確認。早くもシロバナノヘビイチゴの実ができていた。おいしそう。
きょうはイソヒヨドリ(メス)を標高1665m地点で発見。これまで、富士山では見たことのない鳥だ。アカハラが林道のアスファルトの上で、羽アリを取っているようなしぐさ。いくつかくわえて行ったので、ヒナに運んでいるのだろう。オニシバリの実が熟し始め、マユミの若い実がけっこう大きくなっている。
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シモツケの花