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身近なところから関心が広がる楽しさ

2012年7月26日

早朝、というか未明に大学でイワツバメの標識調査。トラツグミとホトトギスの声を聞きながら夜明けを待つ。午前4:20ころに薄明るくなる。21分にヒヨドリが鳴き始め、35分からメジロ、ガビチョウ、ハシブトガラス、スズメの順に鳴く。朝焼けの空にヒグラシとアマガエルの声。42分には“外組”のイワツバメ2羽がコロニー前を飛ぶ。どこで寝ていたのだろう? 46分には5羽になり、5:25には15羽ほどで飛翔していた。

夕方、大学のキャンパスでアルマンモモアカアナバチの巣材(コケ)運びを観察。1〜2分間隔で巣に飛来する。どこから巣材を取って来るのだろうか。けっこう近場だろうな。昨年もこの近くで巣を作っていた。同じ巣は続けて使っていない。同じ個体なの?

日常のなかのふとしたとき、生きものの不思議に触れる。それは、いままで知らなかったことでもあるし、よく目にしていた現象のときもある。その世界に引き込まれるのは、それに対して自分が開いているからだ。こんなふうに生きものと接していく方向、親しむスタンス、関心の広がりかたがとても愉快。

 

シュレーゲルアオガエル