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実の色と艶

2016年11月29日

紅葉のなかを歩いて実を観察する。長野市北東部、晴れ。見慣れない2種類のつる植物の実(果実)の前で足が止まる。園芸種を連想させる透明感のある白い実。つるをたどり、ほかの実や葉を見てノブドウだとわかった。いわゆるノブドウの実は青紫色のものがほとんどだ。これは昆虫が寄生したものだと図鑑に書かれている。ということは、白いのは寄生されていない、ノブドウの元々の実の色なのだろうか。

つぎは、実の表面の黒いつやがスイカズラを思わせるもの。でも、葉はどう見てもアオツヅラフジ。アオツヅラフジの実は、くすんだ藍色だけど、この黒い光沢はどうしたものか。時期による違いなのか。種を取り出して形を確認するも、やはりアオツヅラフジだった。

高台から振り返ると須坂や小布施の山が眺望できる。先週にくらべ、紅葉した木の葉はだいぶ落ちた。明るく暖かな時間の終わりが近づく。

aotuzurahuji201611