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土壁の巣穴

2017年4月12日

南信。標高約1300mの混交林。夏鳥はまだいない。カシラダカ、ミソサザイ、ヒガラのさえずりを聞きながら、遠方を眺める。カシラダカは渡りの時期だ。この群れも渡りの途中かもしれない。ニホンジカのフンが多く、食害も目立つ。

ヒガラとミソサザイがコケをくわえて飛んでいる。ヒガラの巣材運びを追うと巣穴があった。それも土の壁に。ヒガラにとっては斜面地の上部にある土壁の隙間は、樹洞のようなものなのだろうか。ヒガラは2羽いて、メスと思われる個体がおもにコケを運んでいる。ミソサザイは1羽しか見えず、さえずっていたからオスが巣材を運んでいたことになる。