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空を透かせて

2017年4月20日

富士見高原ではいま、コブシの花が咲いている。落葉広葉樹の葉が出る前の山で、白い花がよく目立つ。野生のコブシの花を間近に見る機会はあまりなかったので、この春は黄色の木の花が終わるころから白い花を探しては観察するようにしている。タムシバを気にしつつ。

コムクドリが飛ぶ農耕地。谷に沿って残っている、アカマツやカラマツを中心とした林ではどんな鳥が繁殖するのだろう。低木の花も気になる。夕方、クロツグミのさえずりが聞こえてきた。在来種のあのタンポポも同定しないと。

初めて住むまちでは、住居の周辺を中心にそこから遠くへと生き物を求めて行動範囲を広げていく。季節に追い越されないように。