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細い葉が落ちつつあり

2017年9月19日

富士山北麓でのホシガラスの調査が始まった。晴れ、朝の気温は9度。イタドリが紅葉している。ウスノキの実もしぼみつつある。メボソムシクイ以外の鳥のさえずりは聞こえない。ホシガラスの貯食行動は、まだ頻繁には見られない感じ。ハイマツ帯のある山との大きな違いだ。雲海ごしに南アルプスと八ヶ岳、金峰山が見えた。

メボソムシクイの巣立ちビナと思われる個体を見た。おそらく、9月上旬か中旬に巣立ったものだろう。今シーズンで、9年目の秋を迎えることになる。成果を形にしていかないといけないし、まだ確認したい部分もある。

亜高山帯の林内を歩いているとき、ここが居場所なんだと思う瞬間が時々ある。見慣れた樹型の木、夏に冬に何度も通った道。あのカーブ、林床に届く光。寒い暑いを越えて続く時間。強風の吹く季節に入った。