2017年11月12日
浅間山にはハイマツが分布していないと、多くの図鑑に書かれている。しかし、たまたま目にしたハンドブックには、浅間山から西北西に6kmほどの場所にハイマツが生育するとあった。積雪が深くなる前に確認すべく、東信に向かう。
高峰高原はうっすらと雪が積もり、気温は0〜1度。目的地を目指して登山道を進む。木についた雪が凍っていた。ホシガラスの声が聞こえる。見晴らしの良い尾根歩き。ゴヨウマツが多く、さまざまな年齢の個体がいろんな場所に定着していて、順調に更新しているように見える。ここのゴヨウマツの形質は、富士山に生えている個体のものと似ていた。
ホシガラスの貯食行動はまだ続いている。樹上の雪を食べる場面を観察。槍ヶ岳、八ヶ岳、富士山を眺望。浅間山の噴煙。ヤマガラがゴヨウマツの種子を運んでいた。
ハンドブックに書かれていた場所を歩くが、ハイマツは見つからなかった。斜面を這うようなゴヨウマツがあったので、これを誤認したのかもしれない。