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遠くの地と関わる

2017年12月20日

長野県木島平村に出掛ける。思ったよりも積雪が多い。田畑は雪に覆われ、平地で雪のない場所は道路や人家周辺、川沿いぐらいのもの。これから4ヶ月以上、土の見えないところがほとんどだろう。雪原に残る足跡が、その軌跡が彼らの生き方を知らせる。

農耕地を回るが鳥影は少ない。スズメやセキレイ類、カラス類は人家近くに集まり、あまり逃げない。目的に対する行動がより鋭くなり、余分な部分がなくなる。雪が生き物の暮らしを際立たせる。そしてこの雪は、移動能力の高い鳥種が、遠くの自然とも緩い繋がりを持っていることを教えてくれる。