2018年2月19日
富士山北麓でホシガラスの調査、晴れ。標高1920m地点から入り、亜高山帯上部に向かう。登山道の積雪はおおむね20〜30cmほどで、このぐらいならスノーシューはいらない。さっそく、ホシガラスを確認。ヤマガラがゴヨウマツの球果をつつく。キクイタダキがぐぜる。ノウサギとリスの足跡。ハイタカが飛ぶ。
目的地を目指し、歩きやすい雪道を進む。ホシガラスはよく出現し、1本のシラビソに4羽が止まることがあった。おそらく、家族群だろう。ノスリに対して激しく鳴いて警戒する場面も見られた。きょうはのべ13羽ほど観察したが、繁殖に関する行動はまだ見られない。標高2300m地点でハシブトガラスの声を聞く。アトリとマヒワも30羽以上の群れで飛んでいた。
半径2km以内に人がいない空間。風が穏やかで、天気にも恵まれていた。こんな日は、日没までここにいたいと思える。