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夏と秋の中間

2012年9月5日

富士山北麓でソウシチョウの調査。晴れ、気温16度。じっとしていると肌寒い。クマヤナギorミヤマクマヤナギの花と実、フジアザミの花を確認。イタドリが満開だ。ウスバキトンボが多くなった。バライチゴの実を食べてみると、ヘビイチゴ類より味はあるものの美味しくはない。楽しみにしていたクロイチゴの実は、今年は不作のようだ。

林道沿いに所々、テンニンソウの群落がある。花はちょうど見頃。部分的に色づき始めた落葉広葉樹が目につく。標高1400mほどのところでメボソムシクイのさえずりを聞いた。6〜8月は出現していないので、山を降りて来た個体だろうか。

昼前に気温は20度まで上がった。鳥の声も、活動している虫も少ない。山はまだ色物がほとんどなく、ちょっと寂しい感じ。秋になるともう少し賑やかになるのだけれど、それは同時に静かな冬の始まりを意識させる。

 

フジアザミの花