2018年10月21日
乗鞍岳に向かう途中の山地帯が紅葉していてもいなくても、どちらでも良い。目的がなければ立ち止まることはないし。山を上がっていると冠雪した山頂が見えた。今回が今年最後の車・山になるだろう。
調査地の気温は2度で無風。先週とは打って変わって、動いていると暑いぐらい。今シーズンで一番穏やかだ。霜柱の上に雪が積もっている。初雪が嬉しくて触るが、すぐにうんざりするようになる。ここでは通年調査をしているので、来月以降は雪道を何時間も歩かなくてはならない。
標高2360m地点でヒヨドリが2羽、南に飛ぶ。高山帯ではカヤクグリがまだいた。ホシガラスは標高2740mぐらいまで上がっていたが、高標高域で見る機会は昨年よりもかなり少ない。ハイマツの枝に残った球果から種子を取ったり、ハイマツ林内に潜ったりと、貯食行動はまだ続いている。2780mまで登り、ハイマツの球果を記録した。この時期でも多数残っている。調査地の冬支度を終え、下山する。