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奥行きのない空

2019年10月21日

木曽駒ヶ岳へ。沢水と紅葉の映えるロープウェイ。ゴヨウマツとチョウセンゴヨウを確認。終点駅は無風で、曇ってはいるものの気温は11度。高山帯とは思えない穏やかさ。富士山、南アルプスがよく見える。数羽のホシガラスとカヤクグリの地鳴き。

カール、氷河。こんな言葉を聞いたとき、それを想像できるか、連想できるかの違い。この景観を作ったかつての風景を。ハイマツがいま、ここに生えている意味と理由。優しく、わかりやすい事柄には何も残らないかも。残ったものと向き合うためには時間がいる。長くとも、短くとも。向き合えるようになる時間が。残せるようにするきっかけも。