2021年1月31日
きょうはミズキを割った。オニグルミのような感じ。ハンノキのほうが硬い印象なのに、そうでもない。
午後、近所のかたと一緒にコナラを1本切り出す。樹冠部が道路上にかかっている。林縁部の斜面に生えているため、倒す方向はあまり選べない。伐倒後、3人で2時間ほどかけて玉切りにした。太い幹の多くの部分は遠慮して、直径30センチ以下の木をいただいた。根元近くは長さ40センチぐらいに切っても1人で持ち上げられない。このコナラは樹齢50年ほどで、ヤドギリが多数生えている。親指ほどの太さのヤドリギでも、引っ張ると簡単に取れることがわかった。
ここは、いつもヒレンジャクを観察している場所だ。倒したコナラの枝には、フンとして排泄されたヤドリギの種子がたくさんついている。来月の企画展で使いたいのでいくつか採集した。昨日のハンノキのウロのイチイの種子のように、きょうも薪ストーブ関係の作業のときに鳥に関わる資料を収集できたのは嬉しい。
薪ストーブは自転車の操縦のようなもので、つねに薪を焚かないと消えてしまう。先週の雪の日は、15時間以上焚いていたのだけど、少なくとも40分に1回は薪を入れないといけない。その手間を少なくするには、火持ちの良い木を使うほうが良い。それに、本当に寒い日には火力の強い薪でないと部屋が暖まらない。この地域では、薪として入手しやすい木は、ナラ類、サクラ類、カエデ類、ハリエンジュ、ハンノキ、ヤチダモ、ミズキなどだ。どの種が良いのか。カラマツとアカマツも手に入りやすいが、使いたがらない人が多い。あと8ヶ月もするとつぎの薪焚きシーズンになるので、針葉樹も使ってみようと思う。