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コーラス

2012年11月2日

富士山北麓の林道に行く。快晴、気温3度。アカハラがオトコヨウゾメとマユミの実を食べている場面を目撃した。また、リストが更新される。マユミの木にはメジロも来て、一緒に実を食べていた。一部の木の実の色彩は鳥を引き寄せ、食べてもらうことで遠くに運ばれるように進化してきたと考えられている。山では、そのような生物間相互作用の一端(断片的なシーン)しか目にすることができない。生きものの種類が多く、関係が複雑だから。でも、都市公園などでは種子散布の実態が顕著に見て取れる。注意深く観察すると、周辺に親木がないにも関わらず、シュロやトウネズミモチ、エノキなどの実生が見つかる。木々の更新に、鳥たちの果たす役割は大きい。

きょうはマヒワのぐぜりを聞いた。春先にこのコーラスを聞けたら、北方の地を旅する気分になるのだろうか。林道は200m離れただけで、鳥類群集がかなり違う。植生との対応だろうな。

 

マヒワ(オス)