2012年11月13日
山梨県都留市の農耕地で鳥見、晴れ。クヌギやコナラの紅葉が見頃。人家のカキノキの葉がはらはらと落ちてくる。水掛菜はけっこう生長しているな。冬でも緑のある畑は、見ていて心地良い。人の生活を感じられるから。
農道を歩いていると、マヒワの声がした。里でもマヒワが見られるようになった。先週の富士山北麓の亜高山帯上部の調査のとき、マヒワの数が減っているように思ったのだけど、これって点と点が結ばれたことになるのかな。カシラダカ、タヒバリ、アオジ、ツグミといった冬鳥を一通り確認。寒い日のスズメの群れは賑やかで暖かい。ツグミがノイバラの実を食べているようだった。
ある場所で、カナムグラの実を誰かが食べた跡を見つけた。実を食べた可能性のある鳥はキジ、スズメ、カワラヒワ。この手の事柄は、“その場面”を確認しないと断定できないから、すぐに知りたい事象は別にして、それを見る機会があることを期待しながらゆっくりと探っていくのがいい。あまり気を張らず、見られたらいいなぐらいの距離感で。あるいは、日々の山歩きのついでに探索する、気にして歩く。すぐに結果の出るものでもないし、たぶん、いろんなケースがあるから。これを明らかにしなくても誰も困らない。でも僕は悔しい。自分が関わった(見た)出来事だから。いずれにしても、宿題をもらって帰ってきました。
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里の紅葉