2012年12月7日
山梨県都留市で鳥見。快晴、無風、気温8度。昼前に日だまりを歩く。山地の落葉広葉樹が葉を落としたので、そこへの興味が薄れつつある。
河川の近くの里、カヤクグリが来ていないかと期待するが、まだのようだ。エナガの群れが賑やかに通り過ぎて行く。ルリビタキが少しさえずる。姿をあらわしたのは、青くない個体。ササのヤブからはウグイスの地鳴き、メジロが常緑樹のなかでキュルキュルと鳴く。ガビチョウが落ち葉をかき分けながら移動する音、樹上からコゲラの声。こんなときは目視できなくても、存在を感じられたらそれでいい。マルバウツギの紅葉に心惹かれる。和的な色合い。
シジュウカラが3羽、ハリエンジュのさやを熱心につついている。どうやら、なかの種子を食べているようではない。さやに入っている虫狙いか。イスカがアカマツの球果から種子を取り出すときのように、さやを浪費している。でも、どのさやでもいいわけではないらしい。
川からはオオバンとコガモの高い声が聞こえる。穏やかな時間の流れ。地面はまだ凍っていない。
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ハリエンジュのさやを取りに来たシジュウカラ