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キツツキの背中

2013年2月5日

カワガラスの調査で山梨県へ。晴れ、朝の気温は3度。今月から、旅人としてこの土地に関わることになった。

カワガラスを探しながら川沿いを歩くと、さっそく色足環のついている個体を発見。なので、その個体を追跡する。一緒にいる未標識の個体は、つがい相手だろう。2時間くらい追跡して、おおよそのなわばり範囲は特定できた。つぎは、いまの繁殖状況を知りたいところ。そう思っていたら、オスと思われる個体がコケをくわえて毎年営巣している場所(滝)に向かった。造巣期のようだ。巣材運びはあまり頻繁ではない。時折、上流からなわばりに入ってくる個体とメス? がチェーシングをする。

ここでもシジュウカラがさえずっていた。活動している昆虫はクロヤマアリのみ。ヒノキの植林地で越冬ウラギンシジミを探すが見つからず。ヤマアカガエルの卵塊はまだない。オオイヌノフグリも咲いていないし。でも、果樹園では8輪のウメの花を見つけた。20羽ほどのカシラダカが休耕田で採食をしている。ここを越冬地として選んだ彼らは、どこで繁殖するのだろう。

サルがくちゃくちゃしたと思われる草本のかたまりが落ちている。農耕地ではセグロセキレイのオス(と思われる)が巣材をくわえていた。こんなに早かったっけ。

ところで先日、小学生のおかげで新しい抜け道を見つけた。約8年もそこに住んでいたのに、すぐ近くなのに知らない道。歩いたことのない抜け道は、まだ知らない世界があることを教えてくれる“窓”のようなもの。見尽くせぬ世界。この“道”はどこにつながっているのだろうか。アナロジー。生きものを見るとき、いつもこんな想いを持っている。

 

キセキレイ