2013年5月4日
新潟県上越市の砂浜。晴れ、気温14度。シギ・チドリ類が何かいないかと探してみることに。オニグルミの実が打ち上げられている。昨年の実だろう。連休で人が多い。海上で採食をするツバメ。海も川も、水田の上も彼らにとっては同じような採食地ということか。遠くをウミネコとヒドリガモが飛んで行った。
上空を20羽ほどのヒヨドリの群れが北に向かう。草の多い砂地から飛び立ったのはヒバリだった。場所が場所なだけに、時期が時期なだけにドキリとする。このヒバリは地上でしばらくさえずる。そのとき、たくさん飛んでいるケバエを1頭捕って食べた。その後、飛びながらさえずりを始めたが、尾は閉じたまま。
砂浜から見える山は、まだ雪がかなり残っている。手前の新緑と残雪のコントラストが美しい。あの山にもまた、春を告げる生きものの暮らしが同じようにあるはず。いまはただ眺めるだけの山。いつかそこに行ってみたいと思う。目で見える範囲の、“身の廻りの出来事”が自分にとっての世界だから。その世界を知り尽くすことは、たぶん一生できないだろうけど。
http://i1242.photobucket.com/albums/gg523/Nishi0721/tijounohibari_zps6970d4ef.jpg
地上でさえずるヒバリ